キャリアカウンセラー&転勤族応援隊 薬師寺佳菜子です。
前回の、仕事を取るか?家族を取るか?で悩みまくっている私をご紹介しましたが、
その続き。どのように決断したのかについてお話したいと思います。
- どうしたいと思っているのか?を伝え合う(できるできないは置いといて)
- 希望、心配事、解決しないといけない事をリストアップする
- リストアップしたものの優先順位をつける
- 優先順位の高いものから検討・結論付けしていく
前回も、1が最も重要だという事をお話したと思います。
うちは、夫がまず私に聞いてくれました。どうしたい?と。
私の中では多少の迷いはあったけれど、「一緒についていきたい」が答えでした。
もちろん、仕事の事や、家の事、両親の事など懸念事項はたくさんありました。
でも、これからも夫と一緒に色んな経験を重ねていきたかったのです。
また夫も同じように考えてくれてことが分かったので、
後は心配事を一つずつ検討していくことに気持ちが切り替えることができました。
★ここで大事なポイント★
お互いの考えが分かると、懸念事項の検討へ気持ちを切り替えることが出来る
では、逆に考えが違った場合はどうでしょうか?
仮に、夫は「仕事を辞めてついてきてほしい」妻は「仕事を辞めたくないから単身赴任を希望」だったとします。
まずお互いがどう思っているかを知り、どうしてそう思うのかについて話すことになりますよね。
この段階では、お互い隠さずに想いを伝えきることをお勧めします。
これは、これから一人の人間としてどう生きていきたいのか?そして、どんな夫婦として生きていきたいのか?という話なのです。
夫婦は人生のパートナーである。と同じ認識があったとしても、
上記の夫婦の場合、
夫は「人生のパートナー=一緒に生活し補い合う事」と考えているかもしれない。
妻は「人生のパートナー=お互い自立した存在で助け合う事」と考えているかもしれない。
そこで、またお互いの考えを聞いてみる。
これって、結構喧嘩になる可能性が高そうだな。。。とか書いてて思うんですが、実は前向きな話だと思うんですよね。
自分たちの未来を創っていくために、まずは現時点でのお互いの考え・思いを知る。というスタート地点ですもんね。
★ここで大事なポイント★
お互いの意向を否定や非難しない事。この段階で結論を出さない事。
今は、お互いの想いを知ることが目的。
そんなことできると思ってるの?とか、何でそんな風に言うの?とか。
つい言いたくなりますけど、この場ではぐっと押さえましょう。
「へ~、そんな風に考えてたんだ。」ぐらいに留めておき、まずはテーブルの上に乗せるだけ。そう思っていることはわかった。という認識でOKです。
でもこれがあるだけで、次のステップ以降が変わってきますよ。
そもそもなぜ伝え合う必要があるのでしょう?
それは、人は感情がある生き物だからです。
言い換えれば、感情を全く切り離すことはできないと考えるからです。
色んな事の解決方法を検討する際に、お互いの意見の背景になるからです。
と偉そうにいいましたが、私自信、こんな話するのって正直きつかったです。
普段何気なく、あたりまえだと思っていたことを改めて言葉にするのって、怖いし不安です。
こんな事を言ったら、嫌われるのではないか?とか相手が傷つくのではないか?。など。
でも、もし不安なら。
「あなたを傷つけたくていうのではないけれど、私は〇〇したいと思っている。なぜなら・・・だから。」という風に伝えてみてはいかがですか?
相手が言いにくそうにしていたら、「否定も非難もしないから、気持ちを聞かせてほしい」と伝えてみましょう。
なぜ相手は自分の気持ちを分かってくれないのだろう?
と感じたときは、まず素直に伝えてみましょう。
そして相手がどうしたいと思っているのか?も聞いてみましょう。
責めるのではなく、卑屈になるのでもなく、素直にフラットに♪
★あなたの叶えたいことは何ですか?★
キャリアカウンセラー 薬師寺佳菜子
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