【様々な働き方】 役所の嘱託・臨時・非常勤職員

キャリアカウンセラー&転勤族応援隊 薬師寺佳菜子です。

市や県などの役所では、公務員試験を合格した「正職員」とは別に、嘱託職員や臨時職員、非常勤職員の採用がある場合があります。

役所単位での募集になるため、タイミングや方法に違いはあるかと思いますが、募集があった時点で応募し、試験や面接に合格すると仕事に就くことができます。

お仕事内容は事務職や専門職など多岐にわたっており、市役所や県庁などの各部署に配属されていきます。

それぞれの特徴を挙げてみますね。

  • 嘱託職員は期間が少し長く、3年~5年程度の場合もありますし、期間の定めの無いケースもあるようです。期間も長いので、ある程度責任のある仕事が任されることがあります。
  • 臨時職員は期間短く、6か月または一回の更新で1年の任務となります。正規職員と同じ仕事も任されることがありますが、期間との兼ね合いから繁忙期対応や補佐的な業務から任されることが多いと考えます。
  • 非常勤職員は、任用期間は1年程度かそれより長いケースもあります。専門知識が必要になるお仕事での採用となり、決まった日数や時間の雇用となることが多いようです。

これはあくまで私個人のイメージですが、嘱託職員は民間企業でいう契約社員、臨時職員はアルバイトに近い気がします。

とはいっても、外から見れば役所で働く人。公務員としての立ち振る舞いや倫理観が要求されます。

そんな事も含めて、ポイントを上げてみましょう。

<お勧めポイント>

  • 残業はほぼなく、休暇も比較的取りやすい
  • 採用時に転職回数や年齢、職務経験はほぼ問われない
  • 任期が終了した後も、一定期間をあけて再受験も可能な場合がある
  • 知らない土地でも、安心して働ける

<検討ポイント>

  • 頑張っても給与が変わることがない
  • 配置部署によって業務の差が激しい
  • 正規職員さんの異動により、上司が変わることが多い
  • 副業は一切不可(非常勤は許されている場合があります)

こんなところでしょうか。

期間が限られていたり給与が安かったりもありますが、転勤族の妻という立場で利用されている方は結構いらっしゃるみたいですよ。期間が限定されいてることが逆に気が楽という転勤族さんもいらっしゃいました。

特に地方に行くと役所で働く事が意外と身近だったりしますので、まずは地域に慣れることを優先したい場合は検討してみてもいいのではないかと思います。

目的を持ってトライするのであれば、とても有効ではないかと思います。

<こんな人に合うのでは?>

  • 転勤族の妻
  • 公務員を目指して勉強中の方(働いてみてイメージがつかめる)
  • 子育てがひと段落して社会復帰のスタートとして(時間休などで調整がしやすい)
  • 地域の事や、いろんな市民と接して視野を広げてみたい方
  • 立場の違いなど割り切れる方

<あまりお勧めしない方>

  • 民間企業の「正社員」を目指している方(※)
  • 目指す方向が行政以外で定まっている方(※)
  • 利益を追求していきたい方
  • 頑張りが評価につながらないと不満な方

※民間で正社員を目指している方や、行政以外で就きたい仕事が明確になっている方は、手っ取り早いからと安易により道しないほうが良い場合が多いので、検討してから応募しましょう。

給料や休みの事も大事ですが、その仕事に就くことで自分がどうなりたいか?何を叶えたいのか?を考えて、お仕事探もしていきましょう♪

 

募集は市や県のHPや発行誌、場合によってはハローワークに出ていることもあります。

興味のある方は、一度調べてみてはいかがでしょう?

電話カウンセリングのボイスマルシェに、専門家として参加しています

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キャリアカウンセラー 薬師寺佳菜子

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