キャリアカウンセラー&転勤族応援隊 薬師寺佳菜子です。
転職相談の中で「転勤」を理由に転職を考え始めた。という方、チラホラお会いします。
転勤があるとわかって入社はしたものの、転勤が現実味を帯びてきたら不安になるものですよね。一言で「転勤が理由」と言っても、実際には様々な背景があるようですよ。
- 自分自身が他の地域で暮らすイメージが持てない。
- なぜ自分が転勤になるのか納得いかない。
- 異動先の仕事に納得がいかない。
- 転勤を経験して、もうしたくないと思った。
- 妻も仕事をしているので、退職を強要したくない。
- 子供のために転勤のない生活を選びたい。
- 親を残して引っ越せない。
大きくは、自分自身の事と家族の事を考えて。ということになりますね。
では今回は、このケースについて考えてみたいと思います。
- 妻も仕事をしているので、退職を強要したくない。
我が家は、「妻も仕事をしていたけれど、妻が退職してついて行く。」という選択をしました。
でも一部の方々は、自分が転勤の辞令が出た際に、
「自分が退職して、転勤のない職場に転職」
を選択しようと考えられました。
ある方は、「妻が仕事をしていなければ転勤も受け入れたかもしれないけれど、長い人生、妻のキャリアも大事にしたい。」とおっしゃっていました。
また別の方は、「正直、自分の給料だけでは家族が生活するのには厳しい。転勤で妻が仕事を辞めることになれば、手当が出たとしても厳しい。」という意見も。
共働きが普通になってきている現代では、このような選択も当然考えられます。妻のキャリアも大事だ。と考えられての結論です。
結婚したら女性は専業主婦になることが普通だった時代には、なんとか成り立っていたと考えられますが、経済的にも家族の在り方を考えても、負担がかかることは間違いないと思います。
今回の例では、「夫の方が転職を選択」を紹介しましたが、これも大変勇気がいることですし、自分の今後についても大変悩まれて決断されてます。次の仕事があるのかどうか?は転職活動をしてみないとわかりませんから。
「妻が退職」も「夫が退職」も、どちらが良い悪いという話ではありません。さらに、「単身赴任」という選択もありますから。
結局は、ご本人とご家族にとってどの選択が良いのか?、仕事と家庭の折り合いをどこでつけるのか?という話なのです。
ただ、「妻が退職」「夫が退職」はどちらも企業からすると痛手には違いありません。
仕事にやりがいを持っている方なんかは、「辞めたくないのに辞めなければならない」という事も。本当に残念な事です。
転勤に対して悩んでいる方が大勢いらっしゃり、それが元で優秀な人材が退職してしまう事は本当に勿体ないことだと思います。
ぜひ、相談できる窓口を設置したり、手当以外でのサポートを検討してみていただきたいと思っていますが、いかがでしょうか?
個人レベルでは転勤が現実味を帯びてきたとき、仕事と家庭の中でどう折り合いをつけるのか?とても悩むところだと思います。
私はそんな悩みをないがしろにしたくないですし、転勤族であっても仕事のやりがいも家族の幸せも考えていいと思っています。
だから、仕事を辞める・辞めないとか、今後の生活への不安など、ぜひ一人で悩まず相談してみてくださいね。
身近に相談できる方がいらっしゃらなければ、こちらからご相談くださいね。
転勤族のキャリアや家庭のお悩みもお聞きします♪
★あなたの叶えたいことはなんですか?★
キャリアカウンセラー 薬師寺佳菜子
